ベトナムから日本へ一時帰国した話【手続き前編~ベトナム出国まで~】

こんにちは、ニコです。

実は今、日本へ一時帰国しています。

今までコロナを抑え込んできた優等生のベトナムも今年の5月頃から私が住むホーチミンを中心に感染者が急激に増加。

子供の学校も幼稚園も5月中旬からずっとオンライン(幼稚園は朝の会のみ)。私も職場にいけず、ずっとテレワーク状態。

ベトナムは政策が極端で、非常に厳しいロックダウンを強いられて外出が制限されていました。

ショッピングモールも飲食店も美容室も全て閉鎖。はっきり言ってやりすぎです。。。

外出ができないというのは本当にすごいストレス。

家族に不便な思いをさせているし、ベトナムでは十分なワクチン接種ができないこともあり、日本に一時帰国したいと会社に相談し、なんとか実現しました。

一時期は海外赴任者の帯同家族はベトナムへの再入国が停止され、家族バラバラの生活を余儀なくされたとの話も聞いていたので、帰国に当たってはベトナムに本当に家族そろって戻ってこれるのか、そのリスクをとってまで一時帰国するのかなどかなり悩み、家族で何度も話し合いました。

結局のところ、

ベトナムにはなんとか帰ってこれるはず!

この機会を逃すと一時帰国するチャンスはもうない!

と思い、出国を決めました。

ベトナム出国、日本入国、日本での自主隔離、羽田でのワクチン接種などいろいろな手続きがあったので

今回は海外から日本へ一時帰国したいと考えている方の参考になればと思い、うちの家族の経験をシェアします。

なお、私が一時帰国したのは2021年7月時点ですので現在は少し状況が変わっている可能性があります。

目次

一時帰国の手続き ~全体のステップ~

まずは一時帰国の全体の流れです。

1.ベトナム出国【ステップ①】

ベトナム出国時の流れです。ベトナム以外の国も基本流れは同じだと思います。

それぞれの詳細は後ほど下で説明します。

1.フライトの予約

2.PCR検査の予約

3.必要書類の準備(1.PCR検査証明書【厚労省指定フォーマット】、2.誓約書、3.質問票)

4.日本での宿泊(隔離)先の確保

2.日本入国時【ステップ②】

1.必要書類の提出(上記書類)

2.空港でのクイック検査

3.ビデオ通話アプリ(MySOS)・接触確認アプリ(COCOA)インストール、位置情報の保存設定

3.日本入国後(自主隔離・ワクチン接種)【ステップ③】

日本入国後14日間のルールです。

1.公共交通機関使用禁止

2.自主隔離

3.ビデオ通話アプリ(MySOS)での毎日の健康報告

ベトナム出国【ステップ①】

ではそれぞれの手続きと流れについて詳しくシェアします。

まずはベトナム出国の手続きです。

1.フライトの予約

2.PCR検査の予約

3.必要書類の準備(1.PCR検査証明書【厚労省指定フォーマット】、2.誓約書、3.質問票)

4.日本での宿泊(隔離)先の確保

ベトナム出国の手続き自体はそう難しいものではありません。手続きにかかる時間もそう長くなく、私たちの場合は帰国を決めてから1週間程度で手続き完了しました。

ちなみにうちの家族はベトナムにまた戻ってきたいという想いがあったので、ベトナム出国前にベトナムへの再入国手続きができないかと考え、ベトナム人スタッフに相談しました。

スタッフを通じてベトナムの旅行代理店に確認しましたが、結論から言うとベトナム再入国の手続きはベトナムを出国した後でないとスタートできません。

そのため、うちの場合は再入国の手続きを先にするのは諦め、ベトナム出国に専念しました。

1.フライトの予約

この中で一番時間がかかるのはフライトの予約です。私たちが出国した7月頃は日本への一時帰国を検討する人が多くてなかなかフライトがとれませんでした。しかも、客席の間隔を確保するため、通常より乗客の人数を減らして運航しているのでなおさらとりづらい状況になってます。おかげで1ヶ月ほど出国まで待たなくてはならないと友人たちは言っていました。

私たちは事情があって直行便ではなくてシンガポールを経由したこともあって、運よくフライトがとれました。

なお、ベトナムではロックダウンがあり外出が制限されていて、市内にいくつも検問が設置されていました。ホーチミン市内から空港までの移動にあたってはフライトのEチケットコピーをドライバーに渡して検問で何度か提示することで無事に通ることができました。

ちなみにいつもは大混雑しているタンソンニャット空港の人の少なさには驚きました。

静まりかえるタンソンニャット空港

2.PCR検査の予約

出国前72時間以内に指定の医療機関でPCR検査を受ける必要があります。

指定の医療機関かどうかは一時帰国のための検査であることを病院に伝え、確認しましょう。

また、検査証明書は厚生労働省指定のフォーマットへの記載が必要となります。こちらも病院側に伝える必要があります。

うちの場合は、友人からの情報で下記の日系の病院で検査を受けました。検査には事前の予約が必要なので早めに連絡することをお勧めします。日本人の医師・看護師も居てやり取りも非常にスムーズでした。

ラッフルメディカル・ホーチミン (Raffles Medical International Clinic)

日本人スタッフがいるので事前に病院に電話して、一時帰国のためのPCR検査を受けたい旨相談すれば支払いや予約について詳細を教えてもらえます。また、厚労省指定のフォーマットも病院側で準備してくれます。

検査結果は翌日に受け取りができます。当然ですが陽性だったら出国できないので結果が出るまでドキドキです。

3.必要書類の準備(1.PCR検査証明書、2.誓約書、3.質問票)

PCR検査証明書は上記の病院からもらえます。

誓約書と質問票は厚生労働省が指定する入国時に必要な書類でウェブから取得可能です。家族全員分を準備する必要があります。

誓約書の取得はこちら

質問票の入力はこちら

なお、質問票はウェブ上で回答し、QRコードを取得・保存して提示できるようにする必要があります。私たちは日本についてからすればいいかなと思ってやってなかったのですが、出国時に航空会社のカウンターで入力してQRコードを提示するよう求められ、空港で慌てて入力するはめになりました。

航空会社のカウンターで質問票のQRコード取得を要求される

航空会社によって対応が違うかもしれませんが、質問票は出国前に入力してQRコードを取得・保存しておくことをお勧めします

4. 日本での宿泊(隔離)先の確保

日本での2週間の自主隔離の宿泊先を確保することが必要です。

帰国者向けの宿泊先提供をしている会社がいくつかあるのでネットで検索すると良いと思います。

うちの場合は実家で自主隔離することができたので特に手配はありませんでしたが、公共交通機関を使えないため、

実家までの移動については事前にハイヤーを手配しました。

ここまでがベトナム出国までの流れです。

実は、出国直前で自分が住んでいるサービスアパートメントの建物内にコロナ感染者が出たとの情報があり、

「アパート全体が隔離されて出国できないかも」とすごく心配しました。

結局アパートの隔離はなく、無事に出国できたので良かったですが、ギリギリまで本当にドキドキしました。

少し長くなったので日本入国・入国後については次回シェアしますね。

それではまた。

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