【知らないとヤバい】海外駐在員のメンタル対策5選

ヤングニコ

海外駐在員ってメンタルになりやすいと聞くけど実際どうなの?

ニコ

言葉や文化など環境がガラッと変わるから駐在員は強いストレスにさらされてメンタルになる人が多い。
実際、ニコもメンタルになりかけた一人。駐在員は手遅れになる前にしっかりとメンタル対策をとっておくべき!

人は環境が変わると多かれ少なかれストレスを受けるもの。

日本でも社内で部署が変わったり上司・同僚が変わっただけでもストレスを感じたこともあるはず。それと比べても海外での勤務は大きな環境の変化です。

私も海外駐在歴2年が経ちましたが、この2年で白髪がどっと増えました。2年前の写真と比べると一目瞭然。職場のベトナム人からもお前、白髪増えたなとよく言われます。

要はそれだけ駐在員のストレスは大きいということです。メンタル対策を知っているのといないのとでは人生が大きく変わります。

目次

海外駐在員のストレス

まずは海外駐在員のストレスの原因についてみてみましょう。

1.コミュニケーション

日本語が通じないため、細かなニュアンスが伝わらないなど、コミュニケーション上でのストレスがあります。

これは英語がビジネスレベルで使えるようになった中級・上級レベルの駐在員にもつきまとう問題です。どんなに英語が上達してもやはり日本語でのコミュニケーションとは違い、どうしてももどかしさやストレスが発生します。

私は海外勤務でのストレスはこのコミュニケーションが一番の原因だと感じています。

2.責任の重さ

海外赴任の時は、日本の役職よりも数段上のポジションを任されることが多いです。

私の場合は日本で係長クラスだったのが、いきなりベトナムの現地子会社では経営層です。

役職が上になるぶん責任も重くなります。急に上のポジションになることで重圧からストレスを感じることがよくあります。

3.孤独感

海外では自分が外国人でマイノリティ(少数派)です。

私の場合は特に、オフィスに日本人は私だけという環境。どうしても孤独感を感じることも多く、これも大きなストレスの要因になっています。

しかも、今はコロナでなおさら難しい状況です。テレワークを強いられるとお互いのコミュニケーションも疎遠になりがちで、余計孤独感を感じてしまい、ちょっとしたことで気持ちが落ち込んでしまいます。

4.食生活・文化の違い

日本との食生活・文化の違いは実は結構なストレス。日本では自由に食べられるものが、海外だと食べられない。

買い物だって病院だって日本では簡単にいくことが海外だとなかなか思い通りにはいかない。

そういった小さなストレスも日々の積み重ねで大きなストレスになっていくものです。

【体験談】メンタルになりかけた話

私が初の海外勤務でメンタルになりかけた実体験の話をシェアします。

1.仕事でのミスからメールを見るのが怖くなった

私は英語ができないのに40代で突然、海外営業部に異動になりました。それから何を間違ったか2年後にはベトナムに赴任。しかも、現地会社の経営層というかなり上のポジション。日本では係長クラスだったのがいきなりベトナムでは経営層。海外赴任ではこういった風に現地での役職や責任がアップすることが一般的ですがそれでもいきなり非常に責任の重い役職に就きました。

オフィスには日本人は私だけ、社内共通語は全部英語です。英語ができない私は、やっと会話についていくという感じから海外勤務をスタートしました。

最初の半年はなんとかやっていたのですが、ある日仕事で結構大きなミスをしてしまいました。正直ベトナム人の部下から言われるがままに対応しただけなのですが、私の責任ということで周りから責められて、そのことが頭から離れず、夜眠れない日が何日も続きました。

仕事のメールを見ることさえ怖くなってしまい、このときは本当にメールの着信がくると心臓がドキドキしていました。

2.メンタル対策の重要性に気づく

これまで自分がメンタルになるとか、その対策については深く考えたこともなかったのですが、

今回のことがきっかけで幸せな人生を過ごすためには自分の心身を健全に保つことが大事だということ、また、メンタル対策をすることが重要なのだと学びました。

メンタル対策5選

それでは私の経験から効果的なメンタル対策をお伝えします。

1.運動する

運動はメンタル対策に非常に有効です。

落ち込んでいるときは悪いことばかりが頭に浮かんできて、じっとしているとどんどん気持ちが沈んでくるもの。体を動かし、汗をかくことで気持ちがスッキリして嫌なことが少しずつ頭から離れていきます。また、体が疲れることで夜寝つきが良くなるという効果もあります。

ただし、寝る直前の激しい運動は逆に興奮して寝つきが悪くなってしまうので逆効果になるため気を付けましょう。

私がメンタルになりかけた時も意識的にジムに行って身体を動かしました。汗をかいているうちに少しずつ気持ちも晴れてきますし、リフレッシュして夜寝付けるようになってきました。

一人で運動するだけでも充分効果がありますが、テニスやサッカーなど友人と一緒にできるスポーツがあればより効果的です。

2.信頼できる家族や友人に相談する

一人で問題を抱え込んでいても良いことはありません。信頼できる家族や友人に相談することは非常に大事です。

私がメンタルになりかけた時は、本当に妻や家族が大きな支えになってくれました。

妻から「いざという時は仕事辞めちゃえばいいじゃん、何とか生きていけるよ。」と言ってもらえた時は心の重荷がとれてホントにありがたかったです。

とはいっても辞めて次の仕事が簡単に見つかるわけでもないので結局辞められない状況には変わりはないし、妻としてもホントに仕事を辞めて欲しいと思っているわけでもないのですが、そう言ってもらえるだけでも嬉しかったですね。

自分にとって一番大事なのは家族であって、仕事ではないということに気付くことができました。

信頼できる人に相談することで気持ちが軽くなります。私が幸いだったのは家族と一緒に赴任していたこと、すぐに妻に相談できる環境だったことです。もし、独りだったらもっとひどい状況になっていたと思います。

3.スマホは寝室に持ち込まない

私がメンタルになりかけた時は、仕事のメールを見ることすら怖くなってしまいました。

それ以来、基本仕事のメールは夜・土日は見ないようにして極力オンとオフを分けるようにしています。

また、スマホは寝室に持ち込まないようにしてます。

寝室にスマホがあるとついメールを見てしまったり精神上良くないだけでなく、寝る前にスマホを見ることで睡眠の質が下がり悪循環になってしまうためです。

特に海外勤務では日本と時差があったりして夜でも普通にメールが来たり仕事とプライベートの区別がつきにくいので割り切って夜や土日は仕事のメールは見ないようにすることをおススメします。

どうしても緊急の場合は電話がくるはずで、特に夜や土日にメールに返信しなくても問題ありません。

4.趣味の時間を持つ

趣味の時間を持つことはストレス対策だけでなく、人生を豊かにするという点においても非常に大事です。

読書・スポーツやビデオ鑑賞など何の趣味であってもいいですが、趣味の時間を持つことでリフレッシュすることができます。

私も最近になってやっと、「仕事ばかりが人生ではないこと」に気づいてきました。

駐在に来た当初は色々なプレッシャーや不安で心の余裕もなく、シャカリキになってるのでそのことに気付かないと思いますが、結局「何のための人生なのか」を考えると、

・仕事のために生きているのか、

・それとも生きるために仕事をしているのか

どちらが本来の目的なのかが見えてきます。

仕事で重大なミスや嫌なことがあったとしましょう。でもそれが結局自分の人生にとって本当に重要なことなのかと考えた時、少し光が見えてくることもあると思うのです。

少し話がそれましたが、趣味の時間を大事にすることで自分の本来の目的や人生を楽しむということの意味がわかってくるはずです。

5.感謝ノート(スリーグッドシングス)

これは私の一押し!ホントにおススメです!

寝る前に、その日良かったこと・幸せと思うことを3つノートに書くだけ。

別に特別なことを書く必要はなく、

例えば

・今日も家族が全員健康に過ごすことができた
・美味しいご飯を食べることができた
・衣食住に困らず生活できている
・趣味の時間を持つことができた
・子供の笑顔を見ることができた

など、ありきたりのことでも構いません。

むしろ、ありきたりのことに感謝することで「幸せ」は実は特別なものではなく、今、自分の身近にあることに気付かされます。

これはホントに私にはすごく効果がありました。

振り返ってみると今までは自分に「ないもの」ばかりを追い求めていてストレスを感じていたのですが、

今自分に「あること」に感謝することができるようになり、毎日毎日、寝る前に「家族と一緒に健康に暮らせて幸せだなぁ」と感じることができるようになりました。

書くのがめんどくさいという人はベッドに入って、3つ感謝を口にするだけでも構いません。

これはホントにおススメなのでぜひやってみてください。

まとめ

今回は海外駐在員のメンタル対策についてお伝えしました。

海外勤務では特にストレスがかかりやすい環境におかれていることを踏まえ、しっかりと意識してメンタル対策を行っていきましょう。

それではまた。

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