海外赴任の挨拶、自己紹介スピーチどうしよう!
英語の自己紹介スピーチは心配無用!大事なポイントさえ押さえれば大丈夫じゃ!
海外赴任や出張で誰もが通る道。
そう、自己紹介スピーチです。
『第一印象でその人のイメージは9割決まる』と言われたりしますが、英語での自己紹介スピーチはなかなかハードルが高く難しいもの。
私も英語ができない状態で海外出張や海外赴任になったので、自己紹介スピーチはどうすればよいか色々と悩んだ経験があります。
今回は自己紹介スピーチのポイントを例文をまじえながらご紹介します。
【海外赴任・出張挨拶】英語で自己紹介スピーチのポイント6選
①準備が大事。まずは日本語で考えよう。
まず、自己紹介スピーチで不安に思っている人、焦っている人は安心してください。
自己紹介スピーチの良いところは準備ができること。
会議の場でその場で即座に自分の意見を言うのと違い、自己紹介スピーチは事前に準備することができます。
良いスピーチのためにはしっかり準備すること。
ポイントとしてはいきなり英語で考えるのではなく、日本語で考えてみること。
日本語で考えることができないのに、英語で考えるのはなおさら難しいですよね。
まずは日本語でドラフトしてみて、その後に英訳するようにしましょう。
また、英訳の際は難しい単語は使わずに簡単な単語を使いましょう。発音が難しかったり、難易度が高い単語をカッコつけて使っても何の得にもなりません。自分でハードルをあげてしまうだけ。
相手に伝わることが一番大事。自分が自信を持って話すことができればそれでよいのです。
②「英語が下手でスミマセン」謙遜や謝罪はNG。
英語に自信がないとつい「英語が下手でスミマセン」と言いたくなりますよね。
そんな日本人特有の謙遜の文化、海外では伝わりません。
特に日本人はすぐに『 Sorry 』と言ってしまいがちです。
でもスミマセンと謝る必要がどこにあるでしょうか?
Sorryを頻発すると『自信がない』、『頼りない人』と見られてしまいます。
最初のスピーチで英語に自信がないことをわざわざ言う必要はありません。
そんなことを言われても周りの人はただ白けてしまうだけなので止めましょう。
③自分の経験・経歴を伝える
自己紹介スピーチでは必ず自分の経験や経歴に触れましょう。
「〇〇部門(営業部や経理部など)に何年在籍していて、~の業務をしていました。」
「海外業務は何年で主にアジアを中心に〇〇プロジェクトに携わっていました。」
この時、赴任先の業務と関連の深い経験・経歴があれば好印象ですので、それを中心に掘り下げると良いです。全く関連がないと思っても見方や捉え方によっては関連性があるとも言えます。なんとかこじつけてみると良いでしょう。
私の場合は赴任前にベトナムのプロジェクトに携わっていたのでその点をアピールしました。赴任先と関連がある経歴を伝えると聞いている人たちも安心します。
私も海外営業部に配属されて初めて気づいたのですが、海外のビジネスの場では経験や経歴(キャリア)で人を判断する傾向が非常に強い。
日本よりもその傾向が非常に高いと感じてます。
日本で仕事をしているとなかなか自分の経歴書を取引相手や関係先に提示する機会なんてないですが、海外ではビジネスパートナーに対してCV(経歴書)を提示することもあります。
私はベトナム赴任の時、外資を含むスポンサーが出資するプロジェクト事業会社の経営層として赴任しました。
外資を含むスポンサーが出資するCV(経歴書)を提示して、自分の経歴を説明しビジネスパートナーに承認してもらいました。
それだけ海外においては経験や経歴(キャリア)が重視されるということです。
自己紹介では自分の経験や経歴について触れましょう。
④プライベートに触れる
自分のプライベートに触れることで一気に親近感がわき、距離感をつめることができます。
その話題をもとに話しかけてもらいやすくなるというメリットもあります。
「妻と子供2人と一緒に赴任してきました。」
「趣味は●●です。」
など自分の家族や趣味などプライベートに触れてみましょう。
きっとその後のコミュニケーションのきっかけになりますよ。
⑤名前を伝える
自己紹介の時の名前の伝え方は基本的に「苗字」だけで大丈夫です。
日本人の名前は外国人には馴染みがなく、また発音が難しいものです。
例えば山田太郎であれば、「I am Taro YAMADA.」と伝えた場合、外国人にはどちらが苗字でどちらが氏名なのかわかりづらいです。
基本的にビジネスの場であれば相手のことを苗字で呼ぶので、混乱を防ぐために「I am YAMADA.」だけで大丈夫です。
ちなみに欧米であればニックネームで呼び合うこともあるのでニックネームを考えて伝えてもよいと思いますが、これも時と場合によりけり。
国によってあまりニックネームが浸透していない文化のところもあり、逆に混乱を招くおそれがあるので、私は基本的にニックネームは最初の自己紹介スピーチで伝える必要はないと考えています。
私の先輩もベトナムに赴任した際自己紹介でニックネームを伝えてそれで呼んでくれと言ったのですが、あまりニックネームの文化が浸透していないこともあり、どの名前を使って呼べばよいのかスタッフの中で混乱が起きたのを見てきました。
基本的に苗字だけ伝えれば十分です。どうしてもニックネームが必要であれば現地で誰かが考えてくれるので焦らなくていいです。
⑥ジョークや印象に残る言葉を入れる
真面目すぎる自己紹介は印象に残りません。
何か一つジョークを入れるとその場がクスッと温かい空気になります。
『良いスピーチだったね』と好印象を与えるにはジョークや印象に残る言葉を入れると良いでしょう。
そんなのできないよと思うかもしれませんが、例えば赴任先の国やプロジェクトに関するエピソードやトピックなどをネタにするとウケやすいです。
私の場合は、妻の名前がちょうどプロジェクトの名前に似ていたのでそれをネタにしたところこれが好印象だったようで、同時に妻の名前も皆に覚えてもらえたので大成功でした。
どうしても思いつかないという場合は、非英語圏の場合は簡単な現地の言葉を一言二言入れて挨拶するのも良い印象を与えます。
自己紹介スピーチに限らず私はよく最初と最後の挨拶はベトナム語でしてます。
「シンチャオ(Hello)」、最後の締めを「シンカムン(Thank you)」と簡単な2言だけですが、ベトナム人スタッフの印象は非常に良いです。
【海外赴任・出張挨拶】英語で自己紹介スピーチ例文
自己紹介スピーチの例文を紹介します。
こちらを元にご自分の状況に合わせてアレンジしてみてください。
①駐在のケース
駐在の場合は今後一緒に働く仲間に対して丁寧に自己紹介しましょう。
Hello, everyone.
Thank you for giving time for me to introduce myself.
My name is YAMADA.
I am from ABC company, Japan.
When I was in Japan, I have been working on several Vietnamese projects for more than 7years, so I am very glad to be posted as a senior manager of this AI company and join with you all here.
The purpose of my assignment is to expand our business and double the sales within 5years.
I understand that it is a challenging target, but I heard that you guys are very talented an motivated staff, so I am very excited to work with you all.
Let me talk about myself,
I am coming Vietnam with my family, I have two little kids.
The name of my wife is Ai, same name of this company. So I have a special feeling on this AI company and would like to work very hard for AI(Ai).
That all for my introduction.
Thank you.
②出張のケース
出張の場合は基本的に短くシンプルな自己紹介にするのが一般的です。
Hello,
Let me introduce myself quickly.
My name is YAMADA, coming from ABC company, Japan.
My background is engineer, I am mechanical engineer and have been involved in several Vietnamese projects for more than 7years.
I am coming here for discussing the strategy and next step for this project.
I am very glad to meet with you all today.
Thank you.
まとめ
いかがでしたか?
自己紹介のスピーチは誰もが必ず通る道ですが、しっかり準備をしておけば良いスピーチができます。
慌てる必要はありませんので、お伝えしたポイントを踏まえ自分なりの言葉で自己紹介してみましょう。