来週、海外出張ヨロシクな!
え~!!! 英語できないんですけど。。。
こういうケース、よくあります。
というかほぼ100%誰しもが必ず通る道です。
どの会社でも『英語が完璧にできてから海外出張』ではなく、『海外出張しながらビジネスの場で英語を磨いていく』というのが一般的。
会社も従業員が英語が完璧になるのを待っていられないし、実践でビジネス英語を身に付けていくのが当たり前なのです。
でも英語ができないのに海外出張ってめちゃくちゃ不安ですよね。
私もそうでした。
初めての海外出張。当然英語は全然できません。かなり焦って、『海外出張 英語一夜漬け』とかネットで検索してどうすれば良いかあれこれ調べたことを今でもはっきりと覚えています。
この記事を読めば英語ができないのに海外出張を命じられた時何をすべきか、直前の対策がわかります。
英語ができないのに海外出張 直前対策5選
1.フライトチケット・ホテル・交通手段など事前の手配
実は海外出張で一番大事なのはロジまわりの手配。
航空券やホテル、会議場所までの交通手段の確保など、事前にしっかりと下調べと手配をしておくことが大事です。
色々とトラブルが起きやすいのが海外。
手配ミスでせっかく海外まで行ったのに結局会議場所にたどり着けなかったとか、そういうケースも沢山あります。飛行機に乗り遅れたケースも良く聞きます。
労力と時間とコストをかけてわざわざ海外出張したのに『取引相手に会えませんでした』なんて上司に報告しようものなら大目玉です。
英語うんぬん以前に目的地に着けなかったらなんのための海外出張かわかりません。また、トラブルがあると、なおさら心に余裕がなくなってしまうもの。英語ができないのならなおさらしっかりと事前の準備をして心に余裕を持てるようにしましょう。
特に交通手段はしっかりと調べて事前の手配を行い、現地で慌てることのないよう時間にも余裕をもって行動しましょう。
2.持ち物の確認
- パスポートを忘れて飛行機に乗れなかった
- ビザ申請漏れで入国できなかった
こんなケースも実際、私の同僚でありました。持ち物はしっかりと確認をしておきましょう。
今はコロナの影響で更に手続きが複雑になり、必要な書類も増えています。事前の確認が非常に大事です。
パスポート等以外の持ち物で特に大事なポイントは
特に現地での通信手段(SIMカード)については事前に下調べしておくか、事前の手配がおススメです。
大抵、到着空港で現地SIMカードが入手できます。携帯会社のカウンターに行けばSIMカードをスマホに入れてくれます。
ただし、先輩や上司と一緒に同行する場合は相手を待たせたり迷惑をかけることもあるため、Amazonなどで現地SIMカードを事前に購入しておくとよりスムーズです。ただ、商品によっては注文してから手元に届くまで1週間くらいかかるものもあるので、早めの購入が必要です。
現地でスマホが使えれば現在地やホテル等もGoogle mapで簡単に検索できますし、Grabなどのアプリを使ってタクシーを呼ぶこともできます。また、翻訳アプリを入れておけばそれを使って簡単なコミュニケーションもできます。
特に通信手段は事前にしっかりと確認し、手配するようにしましょう。
その他、トラブルが起きた時に助けになるのが海外旅行保険。保険会社の連絡先など、いざという時に備えて身に付けておきましょう。
また、私のおススメはICレコーダーを持っていくことです。というか、むしろ必須のアイテムです。
英語に慣れないうちは会議で聞き取れないことも多いので、後で議事録や出張報告を書く時にICレコーダーで会議を録音しておくことがおススメです。
私は最初ケチってスマホの録音機能アプリを使っていましたが、スマホだと音質が悪く、会議室のような場所では音声を拾いずらいため結局使い物になりませんでした。
英語に自信がない人は絶対にちゃんとしたICレコーダーを買うべきです。私は何度もこのICレコーダーに助けられました。
ちなみに私が使っていたICレコーダーはこちら。
- 非常にコンパクトで持ち運びしやすい
- 目立たないため録音していることがバレにくい(胸ポケットにもさしておける)
- 音声もしっかり拾って音質もクリア
- そのままイヤホンを差し込めば録音内容をすぐ聞ける
でおススメです。
3.事前のメールで英語を喋る機会を減らす
海外出張の前に可能な限りメールで問題を片付けておき、当日英語で喋る機会を減らしましょう。
特に英語初心者にとっては話が色々なポイントに飛ぶと内容についていくのが難しくなります。できるだけ事前にメールで問題を片付けて当日の議論のポイントを絞っておくことが大事です。
私のおススメは事前に出張報告書(ゴール)をイメージしておくこと。
上司にどのように報告するかをイメージしておくことで『この会議ではこのポイントが重要』ということが見えてきますし、『ここさえしっかり報告すれば大丈夫』というポイントがわかっていれば、その他の部分は多少聞き取れなくても落ち着いていることができます。
私は出張報告の型を事前に大体仕上げておいて海外出張に行ってました。重要な議論のポイントをリストアップしておいて、会議が終わった後、結果がどうなったのか記憶が確かなうちにすぐにまとめます。ゴールをイメージして会議に臨めるので落ち着いて対応することができました。
事前にメールでできるだけ問題を片付けて要点を絞り、当日の負担を可能な限り減らしておくことがポイントです。
4.事前に話す内容をリストアップし英訳しておく
海外出張の心得を一つ。
これは先輩社員から私が口をすっぱく言われていたことです。
せっかく海外まで出張に来ているのに何も発言しないで帰ったら、何のために来ているのかわからない。
カネの無駄!
新人だろうが、英語がうまく喋れなかろうが関係ない。会社の金や時間を使って出張に行く以上、何か発言しろ!
といつもプレッシャーをかけられてました。
私の会社に限らずほとんどの会社で同じような風潮があると思っています。
日本では沈黙が美徳とされる文化がありますし、下っ端が上司を差し置いて喋るのはあまり宜しくないという風潮もありますが、海外では会議に参加している以上、発言をするのが当たり前。下っ端かどうかは関係ありません。
逆に何も発言しない人に対して『この人はなんのために参加しているんだろう??』と疑問に思われる文化があります。
必ず会議で何かしら発言するように心掛けましょう。
そのためには、事前に発言することを想定・リストアップして英訳しておくことをおススメします。当日はそのリストを見ながら質問や発言しても構いません。
また、事前に作成したリストの英訳を読み上げてスピーキングの練習をするのが効果的です。どうしても当日は緊張してしまうので、事前にスピーキングの練習を何回かして口が動くようにしておくとスムーズです。
そして、できるだけ会議の最初の方で発言すること。後になればなるほど考えていた質問を他の人に発言されてしまう可能性も高くなりますし、そうなるとどんどん『何か発言しなきゃ』と、プレッシャーがかかってくるもの。
会議の早い段階で発言することで、落ち着いて会議に参加できるようになります。
5.海外出張を楽しむ
最後に大事なのは海外出張を楽しむのを忘れないこと。
会社のカネで海外出張に行けるのははっきり言って非常にありがたいこと。
英語ができずに焦る気持ちはホントに良くわかります!!!!
私もめちゃくちゃ焦ったり緊張しました。
焦って直前で英語を聞き流してリスニングを勉強したりもしました。しかし、一夜漬けのリスニングにまったく意味はありません。
上の4.で述べたように当日発言することをリストアップして、その読み上げ(スピーキング)を練習するのは効果的ですが、リスニングは一朝一夕では絶対に身に付かないので直前ではやっても無駄です。
準備がある程度終わったら、焦ってもムダ。
開き直って海外出張という貴重な機会を楽しみましょう!
最初は誰もうまくはできません。失敗を重ねながら時間をかけて上達するものです。逆に失敗せずに上達する人はいません。
私も海外営業部に異動してからというもの、失敗の連続。恥の連続でした。でもそれがあるからこそ今の自分がある。
それをすっとばしてスマートに上達する人はいません。
誰もが通る道だと思って開き直って、せっかくの海外出張を楽しみましょう!