【駐在員が紹介】ベトナム出張準備 持ち物リストと注意点!

ヤングニコ

初めてベトナム出張に行くことになったんだけど必要な準備や持ち物について教えて!

ニコ

ベトナム出張には注意すべきポイントが!!ベトナム駐在員のニコが大事なポイントをわかりやすくアドバイスします。

初めてのベトナム出張では注意するポイントがいくつかあります。

これを知らないとせっかくの出張も

・入国できなかった!
・トラブルで困った!

なんてことも。

ベトナムは社会主義国なので、規制が厳密かつ手続きも煩雑。

ベトナム出張を何回もこなし、駐在員としてベトナムに在住しているニコがベトナム出張準備や持ち物、注意点についてアドバイスします。

じいちゃんニコ

この記事を読めばベトナム出張が初めてという人でも、ベトナム出張に必要な準備・持ち物・注意点について網羅的に知ることができるぞ!

目次

ベトナム出張準備と注意点

1.ビザ

まず出張の時に注意が必要なのはビザです。

ビザ免除

日本のパスポートを持っていて15日以内の滞在であれば基本ビザは不要です。ただし、注意が必要なのが以下の2点。

①前回の出国から30日以上経過している必要がある
②帰りの航空券(15日以内)を持っている(入国時イミグレでEチケットの提示が求められる)

厳密に言うとこのビザ免除は観光での目的が対象で、それ以外の商用等で渡航する場合は対象ではありません。

といっても実際にはこのビザ免除で出張する人も多いのが現状です。15日以内の出張であればビザの取得は気にしなくて良いでしょう。

ビジネスビザ

ベトナムに頻繁に出張する場合には①の条件に該当してしまうため、ビジネスビザの申請が必要になります。

ビジネスビザの申請には招聘状(取得許可番号)が必要です。ベトナムの駐在員事務所や企業から招聘状を出してもらい、それを持って日本の大使館・領事館で申請し、パスポートにビザを貼付けてもらいます。

下記2つについて選択します。

有効期限⇒1カ月又は3カ月までのどちらかを選択
・入国回数⇒シングルエントリー(1回のみ入国可)またはマルチエントリー(複数回入国可)を選択

一般的には何度も申請する手間を省くために有効期限3カ月のマルチエントリーを取得することになるでしょう。

気を付けないといけないのは有効期限は大使館・領事館に申請した日から3カ月ではなく、「招聘状に記載された日にちから3カ月間」になるということ。あまり早く招聘状を出してもらうと3カ月よりも早く期限が来てしまうので、実際の出張スケジュールを考慮して招聘状を出してもらうタイミングを相談するとよいでしょう。

また、パスポートの有効期限がビザの有効期限プラス3カ月ないと申請できないのでその点も注意が必要です。

2.ベトナムドン(両替)

ベトナムドンは日本で両替するよりもベトナム現地で両替する方がお得。最初の内は現地空港での両替がいいでしょう

じいちゃんニコ

ベトナム出張初心者はベトナム現地空港で両替するのがおススメじゃ

ただし、ベトナム市内の両替所やゴールドショップの方が空港よりもレートが良いので慣れてきたら市内で両替してもよいでしょう。

ちなみに私が良く使っている両替所はここです。

Ha Tam Jewelry (Tiệm Vàng Hà Tâm)

住所:2 Nguyễn An Ninh, Phường Bến Thành, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh

ベンタイン市場の隣のジュエリーショップ。

レートが良いことでベトナム在住者にも有名な両替所で、常に両替を求める人でにぎわってます。私はここで何回も両替しましたが金額を騙されるということもなく、安心して両替できます。

3.SIMカード

ベトナムでは日本と比べて気軽に安くSIMカードの入手が可能です。市内のMobifoneやViettelなどの携帯ショップで入手することができます。

現地空港でも入手でき、窓口の店員も慣れているのでスマホを渡せばSIMを挿入してくれます。

ちなみに、店員は日本語が読めないので、スマホを渡す前に日本語⇒英語表記に変えるのをお忘れなく。

また、クレジットカードではなくベトナムドンの現金払いになることがほとんどなので事前に両替しておく必要があります。

ただ、長旅で疲れて空港に到着して色々手続きするのは時間もかかるし、面倒なもの。同行者がいる場合、待たせてしまうことにもなります。早くホテルに着いて一息つきたいですよね。

ニコ

一番おススメなのは事前に日本のアマゾンや楽天でSIMカードを購入しておくこと

私はタイなどアジアへの出張が多かったのですが、いつも事前にSIMカードを購入していました。設定マニュアルもついているので安心。

飛行機に乗ったらSIMカードを入れ替えて機内モードにしておき、現地到着時に機内モードを解除すればすぐに使えますし、現地で慌てることもないのでおススメです。

4.予防接種

スケジュール上間に合うのであれば事前に予防接種を受けましょう。

いくら短期の出張であってもかかる人はかかるのでできるだけ打つようにしましょう。複数回、期間を空けて打つ必要があるものもあるので早めの対応が必要です。

推奨されているものは以下の5つ。

種類説明
A型肝炎不衛生な食事の経口摂取によって感染するウイルス
B型肝炎  血液と体液から感染するウイルス
破傷風主に傷口から菌が入り込んで感染
狂犬病狂犬病ウイルスに感染した動物(イヌ、ネコ、コウモリなど)に噛まれたり引っ掻かれた傷口から感染。発症後の致死率100%。ベトナムでは毎年数十人が狂犬病で死亡
日本脳炎  蚊によって媒介される。特に雨季に流行

5.空港・ホテル間の送迎サービス

初めてのベトナム出張の場合、空港からホテルまでの移動はホテルの送迎サービスの利用がおススメ。

ホーチミンのタンソンニャット空港はかなり混雑していて特に夜はなかなかタクシーがつかまりません。混雑している時はタクシー待ちだけで1時間近くかかる場合もあります。

ホテルの送迎サービスはタクシーと比べると金額は高いですが必要経費だと考えて割り切るようにしましょう。

ベトナム出張の持ち物リスト

持ち物リストを以下の通り分類してみました。

①必需品
②重要なもの・ないと不便なもの
③あると便利なもの
④不要なもの

①必需品

持ち物重要度説明
パスポート★★★★★残存有効期限が6カ月以上
スーツケース★★★★★機内持ち込みサイズが便利
クレジットカード★★★★★VISA、JCB、MASTERCARDなど現地での支払いに
海外旅行保険の書類★★★★★短期でも海外旅行保険の加入は必須
スマホ★★★★★今や必須アイテム。充電器も一緒に。
海外用ポケットWifi★★★★★SIMフリースマホがない時にはこれが必須
現金★★★★★現地ベトナムドンへの両替用に日本円を持参
航空券(Eチケット)★★★★★ベトナム入国時に帰りの航空券の提示が必要

パスポート

言うまでもなく必須です。

出国日における有効期限が6カ月以上必要ですのでご注意を。

スーツケース

これも当然ですね。

何十回も海外出張に行った私の経験からのおススメは機内持ち込みサイズのスーツケースを持っておくこと

とゆうのも、預け荷物は飛行機を降りて受取りまでに時間がかかるから。自分の荷物のために同行者、特に上司や先輩を待たせるのはかなり心苦しいもの。

またロストバゲージ(荷物が見つからない)リスクもあります。

東南アジアの1週間程度なら冬服もいらないので機内持ち込みサイズとビジネスバッグ程度でなんとでもなります。

私もこれまで色々なスーツケースを使ってきましたが、今かなり気に入っているのがこちら↓

機内持ち込みサイズの中では大容量で、しかもフロントオープンなのでパソコンや書類などを取り出しやすい。

キャスターもスムーズで静かだし、ストッパーもあるのでバスや電車での移動中も困りません。

なにより、重心が安定していて上にバッグや荷物をのせても倒れない(コレ大事)。

出張の時はよくビジネスバッグも一緒に持って行くのですが、以前使っていたスーツケースは重心が高くてビジネスバッグを上に乗せると不安定になって時々倒れたりしてすごくストレスでした。

機内持ち込みサイズのスーツケースは小さくて縦に細長に作っているのが多いので、重心が安定しないんですよね。

その点このスーツケースは重心が安定しているのでめちゃくちゃ使いやすいです。

ホワイトやネイビー、レッドなどカラーバリエーションもあります。

ちなみに私が愛用しているビジネスバッグはコチラ↓

お値段が張るので最初買う時かなり悩みました。

でも使い勝手も使い心地も最高で本当に大満足。

正直今までは1万とか2万円くらいのビジネスバッグを使っていたのですが、結局へたれたり破れたり使いずらかったりしてすぐダメになってました。

これは生地が丈夫(バリスティックナイロンという通常の5倍の強度の生地を使用)なので長く使えていて、結局コスパが良いなと感じてます。

たとえ今のが古くなっても絶対リピート買いします。それぐらい良いです。

クレジットカード

現地での支払いやATMでのキャッシングに利用できます。

VISA、マスターカードは全く問題なく使えますし、JCBブランドもほとんどのお店で使えます。

多額の現金を持ち歩くのは危険なのでクレジットカードを複数枚持って行くべきです。

ニコ

不測の事態に備えてクレカは必ず複数枚もっておくこと!

海外出張に重要なクレジットカードポイントは下の通り。

①入会費、年会費無料
②海外旅行傷害保険が自動付帯

③海外ATMでキャッシング(現地通貨の引き出し)ができる
④即日発行できる

特に④の即日発行については、クレジットカードは発行まで時間がかかるものも多いですが、出張が決まってから出発まではバタバタであまり時間がないもの。

審査・発行がスピーディですぐ手元に届くカードがおススメです。

このポイントを満たす海外出張におススメのクレジットカードはエポスカードです。

エポスカードの良いところは海外手数料が安くてコスパが良いこと。海外でクレジットカードを使用すると通常2%以上の海外手数料がかかりますが、エポスカードは1.63%とコスパがよいです。

とりあえずこれ一枚あれば海外出張で安心です。

海外旅行保険の書類

急な病気やケガ・事故に備えてプリントアウトして常に持参しましょう。

スマホ

今や海外出張でスマホは欠かせないアイテム。充電器も忘れずに。

SIMフリーのスマホなら現地SIMカードを差し込んで通話やネットが使えます。

また、移動時間が長い海外出張ではスマホやタブレットに動画をダウンロードしておくのがおススメ

私のおススメはAmazonプライム

1カ月の無料期間があり、動画をダウンロードしてオフラインで再生できるので安心です

試して絶対に損はないのでやってみてください。

それ以外でのおススメはU-next

こちらはAmazonプライムよりも作品が充実していて、マンガなど動画以外のコンテンツも充実。また、毎月1200円分のポイントが無料でもらえます

こちらも1カ月の無料期間があり、動画をダウンロードしてオフラインで再生できるので安心です

外国の映画やドラマを見ると英語の勉強にもなります。

移動時間やスキマ時間を有効に使って楽しみながら英語のスキルアップもできるのでぜひ試してみてください。

ニコ

移動時間を有効に利用しよう!


海外用ポケットWifi

  • SIMフリーのスマホをもっていない!
  • SIMカードの抜き差し・設定に自信がない!

という人もいるはず。

海外用のポケットWifiなら難しい設定をせずに繋がります

私も海外出張の時はよくポケットWifiをレンタルしていましたが、よく使っていたのがグローバルWifi

利用者数No1で、総合的な品質・サービスが安定しています。

海外出張初心者であればポケットWifiのレンタルが簡単でおススメです。

現金

タクシーなどクレカが使えないところもあるので現金を数万円持参しましょう。

航空券(Eチケット控え)

入国時にイミグレで帰りの航空券のEチケットを確認されるので提示が必要。

②重要なもの・ないと不便なもの

持ち物重要度説明
パスポートのコピー★★★★念のためパスポートのコピーを
変換プラグ★★★★Cタイプの変換プラグが必要
モバイルバッテリー★★★★充電切れに備えて
上着・着替え類・靴★★★★飛行機の中は冷房が効いて寒い。上着と長ズボンが必要
常備薬★★★★風邪薬、目薬もあるとイザという時に
洗面用具・身だしなみ用品★★★★ベトナム入国時に帰りの航空券の提示が必要

パスポートのコピー

念のためパスポートのコピーを持ち歩きましょう。

基本的に外国ではパスポートの携帯が必須。

通常は原本はホテルのセーフティボックスに預けることが多いので外出時はコピーの持ち歩きが便利。

私も海外では何かあった時のために常にパスポートの縮小コピーを財布の中に入れて持ち歩いています。

変換プラグ

ベトナムでは日本と同じAタイプだけでなく、Cタイプのプラグ2種類が使われています。

2種類もあって不便じゃないのかなといつも疑問に思いますが。。

日本の電化製品を使うには変換プラグを持って行く必要があります。

今後の海外出張のためにも色々な国のプラグに対応したマルチタイプの変換プラグを購入しておくのがおススメ

モバイルバッテリー

旅先でスマホが充電切れしたら大変なのでモバイルバッテリーを持って行きましょう。

ちなみにスーツケースには入れず手荷物で機内に持ち込む必要があるのでご注意を。

私はベトナムの空港でバッテリーをスーツケースに入れてたら後で現地空港の職員から呼び出しを受け、取り出すように言われたことがあります。。。

上着・着替え類・靴

ベトナムは常夏ですが飛行機の中や室内は冷房が効いていて寒いくらいです。

温度調節のために上着やパーカーを持って行きましょう。

なお、海外出張におススメのシューズやワイシャツなどはこちらの記事にまとめてますので参考にしてください。

常備薬

常備薬は持って行きましょう。

ベトナムの現地で調達できる薬は日本人には強すぎる傾向があります。

せめて風邪薬・胃腸薬・目薬は持って行くと良いです。

洗面用具・身だしなみ用品

ホーチミンなど都市部のある程度ランクの高いホテルであれば大体のアメニティがありますが、地方のホテルだと髭剃りなど置いてないところも。

必要最低限の洗面用具は持参しましょう。

なお、爪切りやハサミなどは機内持ち込みできないので預け荷物に入れるようにしましょう。

③あると便利なもの

持ち物重要度説明
ノイズキャンセリングイヤホン★★★これがあると旅の疲れが激減。筆者にとっては旅の必須アイテム
ボディ(ショルダー)バッグ★★★小さな街歩き用のバッグがあると便利
ポケトーク★★★ベトナム語の翻訳もできる

ノイズキャンセリングイヤホン

「あると便利」に分類しましたが、私にとっては旅の必須アイテム

今ではコレなしでの出張は考えられません。

あまり気にしたことがないかもしれませんが、フライト中、機内はエンジン音で常に大きな騒音が鳴っています。

そのため長時間のフライトで知らず知らずのうちに疲れが溜まってしまいます。

同僚から「コレがあると出張の疲れが全然違いますよ!」と勧められて買ってみたのですが、これがホントにすごい。

決して安いものではありませんが、騒音は体にも耳にも悪いもの。特に聴力は一度失うと元には戻りません。

健康面など長い目でみれば絶対に損はしないのでぜひとも試しに買ってみて欲しいアイテムです。

私のおススメはBOSEが出している有線ノイズキャンセルイヤホンの 「BOSE QuietComfort 20 」. 

BOSEのノイキャン能力はピカイチ。スーッと雑音が消えてリラックスできます。

おススメのポイントはこちら。

ノイキャン能力が高い
・有線だから落とす心配がない。気軽にPCやICレコーダーに接続できる
・コンパクトで持ち運びしやすい

ぜひ試してみてください。

ボディショルダー)バッグ

街歩きに大きな仕事用のバッグは邪魔なだけ。

比較的治安の良いベトナムですが、ひったくりなど軽犯罪はかなり多いので体に密着したボディバッグがおススメです(私の友人も沢山ひったくりの被害にあってます)。

PORTER(ポーター)のボディバッグは軽くて丈夫。しかもナイロン素材でかさばらないのですごく重宝してます。

ポケトーク

ベトナムでは英語が通じないところも多々あります。

タクシーの運転手もほとんど英語が通じません。

ベトナム語や英語の翻訳ができるポケトークを持っていれば何かと便利です。

翻訳精度が高いのでストレスなくスムーズな会話が可能です。英語の勉強にも使えるのもおススメのポイント。

ポケトークSだとカメラ翻訳機能もあるので書類など文字の翻訳も可能です。

その他便利グッズ

便利グッズはこちらの記事にもまとめてますので参考にして下さい。

④不要なもの

持ち物重要度説明
雨具(傘)×スコールは折りたたみ傘では防げない。タクシーをつかまえた方がマシ
×現地で買える
虫よけ×出張では使う機会なし。現地でも買える

雨具(傘)

何度もベトナムに出張していますが、雨具を使う機会はほとんどありません。荷物になるだけです。

とゆうのもベトナムの雨はスコールなので短時間に大量に降るため、折りたたみ傘で防げるレベルではありません。

タクシーが安いので移動中に振ってきたらタクシーに乗った方がマシです。

ベトナムでは水(ミネラルウォーター)が驚くほど安く買えます。

コンビニや露店など至る所で購入できるので持って行く必要性はなしです。

虫よけ

通常、出張では長袖シャツ・スラックス(長ズボン)を着ているので虫よけスプレーを使う機会はありません。

また、そもそもスプレー類は機内持ち込みができないので日本から持って行くのは難しいでしょう。

現地のコンビニや薬局でも虫よけスプレーは買えるのでどうしても必要であれば現地で購入しましょう。

まとめ

以上、ベトナム出張の準備や持ち物・注意点をお伝えしました。

備えあれば憂いなし!

しっかり準備してベトナム出張を楽しんでください。

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