海外送金って結局どこがお得なの?
結論:Wise(ワイズ)が最もおススメな送金サービスじゃ!
海外で生活していると、現地での生活費のために日本から海外へ送金する必要がでてきますよね。
そんな理由でずっと高い手数料を払って銀行で送金していませんか?
私もベトナム駐在になった時に生活費を日本から送金する必要があったので、お得な海外送金サービスはどれなのか色々調べました。
結論から言うと、Wise(ワイズ)【旧:トランスファーワイズ】が最もおススメなサービス。
私も何度も利用しています。
今日はWiseがおススメな理由を他の送金方法と比較しながら紹介します。
どんな海外送金サービスがあるのか?
海外送金の方法は大きく分けると以下の2つ。
①銀行送金(楽天銀行など)
②銀行以外の送金サービス(Wiseはコレ)
それぞれの特徴を見てみましょう。
①銀行送金(楽天銀行など)
海外送金と聞いて一番最初に思いつくのがこの銀行送金でしょう。
銀行送金の中では楽天銀行が比較的海外送金手数料が安いことで有名です。
しかし、銀行での海外送金には単純な送金手数料以外に隠れコストと呼ばれる様々な手数料がかかるので注意が必要です。
それではどのような手数料がかかるのか見てみましょう。
1.送金手数料
送金した銀行で発生する手数料。
いわゆる銀行が説明する「送金手数料」とはこのことです。
実際にはこの「送金手数料」以外に下の(2)~(5)のコストがかかります。
これらは隠れコストと言われ、送金額から結果的に差し引かれるもので、送金時にはわからないことが多く、問題となっています。
2.受取手数料
現地の受取銀行に支払う手数料。
受け取る側の銀行や送金金額によって変動し、送金した額から差し引かれます。
3.中継銀行手数料
海外送金時には日本から現地の銀行に直接送金できないことが多く、中継銀行を通して送金することが多々あります。
その際に発生する手数料が中継銀行手数料です。
複数の銀行を中継することもあり、その場合は各銀行に手数料を払うことになります。
4.為替手数料(銀行独自レートによる上乗せ)
日本から海外へ送金する場合、現地通貨へ交換するための為替手数料が発生します。
銀行送金の場合、市場のレートに加え銀行独自レートによる上乗せ分がかかります。
5.リフティングチャージ(円貨送金手数料)
それなら外貨へ交換せずに円貨のまま送金すれば良いのではと思うかもしれませんが、その場合はリフティングチャージと呼ばれるものが発生します。
楽天銀行の場合だと3000円の手数料が発生します。
②銀行以外の送金サービス(Wiseはコレ)
海外送金ができるのは銀行だけではありません。
WiseやPaypalなどが送金に特化したサービスを提供しています。
銀行送金とは違った独自のサービスを提供していますが、それでもPaypalは隠れコスト(4%の為替手数料)が存在します。
そんな中で、隠れコストがなくて手数料が明確で安いのがWise。
それではWiseがどんなサービスなのか紹介していきます。
Wise(ワイズ)とは?
Wiseは2011年創業されたオンライン送金サービスを提供する会社で、ロンドンに本拠地があります。
ロンドン以外にもニューヨーク、シドニー、シンガポールなど世界各地に事務所を構えています。
また、日本法人もあるため日本語でのやり取りが可能です。
以前の会社名であるTransferWise(トランスファーワイズ) の方が馴染みがあるかもしれませんね。
Wiseの仕組み
Wiseの特徴はその独特の海外送金の仕組みにあります。
通常の銀行送金の場合
通常、銀行送金の場合、SWIFTと呼ばれる仕組みを採用しています。これは世界中の銀行を繋げるネットワークのようなもので、多くの中継銀行を通じて送金が行われます。そのため多くの手数料と長い時間がかかってしまいます。
Wiseの送金方法
一方、Wiseは下の図のように各国にあるWiseの銀行口座を利用することで送金を実現しています。
つまり実際には海外送金をしておらず、国内送金を生かした仕組みになっているのです。
そのため手数料も送金にかかる時間も押さえることができるという特徴があります。
単純にこれを考えついた発想がスゴイなと思いますよね。まさに世界を変える発想です。
Wiseの安全性
「Wiseの仕組みはわかったけど、安全性はどうなの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、
ワイズ・ジャパン株式会社は関東財務局により資金移動業者として認可されています。送金時に振り込んだお金は履行保証金として保全されており、万が一の場合でも保証されるので安心です。
Wiseのメリット・デメリット
Wiseのメリットはこちら↓
・隠れコストがゼロ。手数料が明確
・手数料が格安
・送金が早い
・日本語でのサポートがある
Wiseが安心なのは銀行送金のような隠れコストがないこと。送金時に手数料も為替レート、着金額も明確にわかります。
また、手数料が他の送金方法と比較して格安で、送金にかかる時間も早いです。
まあやっぱりWiseの手数料の安さはダントツで、そこが一番気に入っているところです。
デメリットはこちら↓
・一回の送金上限額が100万円
・送金予定日からの遅延リスクもある
デメリットと言えるほどではありませんが、注意点としては一回の送金上限額が100万円までということ。
多額の金額を送金する場合は複数回に分けて送金する必要があります。
ですが、これは楽天銀行でも同じです。
また、Wiseでは送金時に送金予定日が表示されますが、送付先の国、銀行によっては送金予定日から若干遅延することもあります。
私もベトナムに送金した際に予定日に着金しておらず、日本法人のカスタマーサポートへメールで相談したところ、後日無事着金しました。メールも日本語でのやりとりができることと、対応自体も丁寧だったので特に不満を感じる程ではなかったです。
手数料比較してみた
実際、どれくらいWiseが安いのか比較してみました。
10万円をアメリカドルに外貨交換・送金する場合を見てみましょう。
比較相手は銀行では最も海外送金手数料の安い楽天銀行ですが、これを見ても圧倒的にWiseの手数料が安いのがわかります。
手数料 | Wise | 楽天銀行 |
---|---|---|
送金手数料 | 660円 | 750円 |
受取銀行手数料 | なし | ※受取銀行によって発生する可能性 |
中継銀行手数料 | なし | 1,000円 |
独自為替レート(上乗せ) | なし | あり |
Wiseの初めての使い方
Wiseの使い方は全てオンラインで完了し、流れも簡単です。
初めて使う場合の流れは以下の通りです。
・Wiseの公式HPにアクセスし会員登録をクリック
・メールアドレス・パスワードを設定し、会員登録を行う
・スマートフォンから本人確認を実施(住所・マイナンバー確認)※海外在住の場合マイナンバー不要
・ホームページの指示に従い、ワイズ口座へ振込み
・送金完了連絡と着金予定日が通知される
会員登録から実際の送金まで数日で完了するので非常にスムーズです。
ちなみに私が登録した時はマイナンバーは不要でしたが、最近では日本の住所で登録する場合はマイナンバーが求められるようです。
ただし、海外在住でマイナンバーがないという場合でも海外の住所が確認できるものがあれば大丈夫なようです。
このあたりは都度運用が変わっていきますが、基本的にはどんどん規制が厳しくなっていく方向ですので、できるだけ早く登録をしておいた方が良いでしょう。
登録も維持費も無料なので、急な送金に備えて今すぐ登録しておこう。